学生に馴染みのない業界で志望者を増やすために、採用の方向性を見極める取り組み

最終更新日:
2026/04/24
学生に馴染みのない業界で志望者を増やすために、採用の方向性を見極める取り組み

監修者

  • 國井 桃花

    ReBear合同会社
    リードマーケター

    早稲田大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。営業を経験後、時間と場所にとらわれない働き方に憧れ、楽天を退社しノマドの聖地と呼ばれる東欧ジョージアに移住。Webスキルを学んでフリーランスに転身し、ReBearにWebデザイナー兼SNSマーケターとして参画。 現在はaZリサーチのリードマーケターとして、サービスの運営や拡大に関わっている。

    國井 桃花
    ReBear合同会社
    リードマーケター
    國井 桃花

株式会社一蔵は、振袖・着物の販売やレンタル、結婚式場の運営などを手がけ、人生の節目となる大切な瞬間を支えるサービスを提供している企業です。和装という日本の伝統文化を守りながら、時代に合わせた価値提供を通じて、多くのお客様の特別な日を彩っています。 そうした事業を支える人材の採用において、同社では、学生にとって馴染みの薄い商材であるからこそ、どのように興味を持ってもらい、志望につなげてもらうかという点に課題を感じていました。そこで、学生に響く訴求の方向性や就職活動における意思決定の実態を把握するため、aZリサーチを活用していただきました。 本記事では、調査に至った背景や導入の決め手、そしてaZリサーチを通じて得られた気づきについて、人事部 人事課にて新卒採用を担当されている髙石さんにお話を伺います。

目次

学生に馴染みのない業界で志望者数を増やすための取り組み

― 今回のプロジェクトは、どのような背景で立ち上がったのでしょうか?

髙石さん:
「一蔵は和装とウェディングの2つの分野があります。ウェディングは学生にも一定の人気があるものの、和装分野については新卒採用に苦戦していました。和装は学生にとってあまり馴染みのない商材であるため、どのようにすれば志望者の母数を増やせるのか、そのためにはどのようなキーワードや動機付けが有効なのかを把握したいと考え、今回のプロジェクトを立ち上げました。」

― 新卒採用の母集団拡張の必要性はいつ頃から感じていましたか?

髙石さん:
「必要性はかなり前から感じていました。これまでは大手就活サイトを中心に学生募集を行っていましたが、今回は手法を変えてみたいと考え、初めてリサーチ会社に依頼しました。」

担当者の髙石さん

― 特にaZリサーチを通じて明らかにしたいことは何でしたか?

髙石さん:
「就職活動をしている学生に刺さるキーワードや、学生・社会人1、2年目の方々がどのように就職活動を進め、どのような意思決定を経て入社を決めているのかについて知りたいと考えていました。」

― 今まで自社で新卒採用の対策として行っていたことはありましたか?

髙石さん:
「自社でも、社内の若手社員に対して就職活動時の背景についてアンケートを実施しています。」

― そのアンケートは就活の施策に活用していますか?

髙石さん:
「自社の強みを確認するために活用しています。ただ一方で、採用したい人物像のペルソナ設計にズレがあるという課題を感じていました。その点、今回はペルソナ設計の段階から携わっていただけたことは非常にありがたかったです。
特に、調査前から丁寧に打ち合わせを重ねたことで、インタビューしたい人物像をかなり整理することができました。」

社外の学生のリアルな声を聞ける点に魅力を感じた

― aZリサーチを知ったきっかけについて教えてください。

髙石さん:
「展示会に参加した上司からの紹介です。上司は管理本部の所属で、新卒採用に限らずさまざまな目的で展示会に参加していました。その際に声をかけていただいたことが、会社としてaZリサーチを知るきっかけになりました。」

― aZリサーチの担当者に話を聞く際、周囲に相談などはしましたか?

髙石さん:
「まずは話を聞いてみようという流れだったため、特に相談は行いませんでした。ただ、選考に進む人数の母集団が不足しているという課題を感じており、利用する媒体を変えてみたいと考えていた時期であったのも話を聞いてみたいと感じる要因でした。」

―aZリサーチのどんな点に興味を持ちましたか?

髙石さん:
「Z世代に特化している点と普段は社外の学生に直接リサーチする機会がないため、幅広い学生から情報収集ができる点に魅力を感じました。」

― 他のリサーチサービスと比較はしましたか?

髙石さん:
「他社サービスとも一部比較しました。ただ、あまりしっくりくるものがなく、最終的にaZリサーチに依頼を決めました。また、予算面についても調整していただき、当初の予算感と大きなズレがなかったことも決め手でした。また、何かあった際にも親身に相談に乗っていただけたため、信頼できると思い依頼しました。」

面接では聞きにくいところまで踏み込んだインタビュー

― 実際にインタビューに入ってもらった際に、何か気づきはありましたか?

髙石さん:
「普段私たちが採用している層とは人柄が大きく異なり、とても新鮮でした。また、通常の面接ではなかなか踏み込めないレベルまで個人のバックグラウンドを深掘りしていただいたので、非常に良い機会になったと感じています。」

― 最終的なレポートから得られた気づきがあれば教えてください。

髙石さん:
「私たちは、特に人材として求めていた男性に対しては挑戦を促すメッセージが有効なのではないかという仮説を持っていました。レポートではその点が論理的に示され、自分たちの方向性が正しかったと確認できました。
また、今後活用していく採用ツールにも反映できる内容が多く、非常に参考になりました。」

― 調査内容から社内への影響はありましたか?

髙石さん:
「以前から採用ページを見直したいという思いはありましたが、今回の結果を受けて、実際に変更へ向けて動き出すきっかけになりました。

また、レポート提出のみかと思っていましたが、インタビューの動画や議事録まで全て提出いただけた点が印象的でした。
根拠となるデータや発言を自分たちで確かめられるため、サービスに対する安心感が大きく高まりました。」

クライアントの意図を正確に汲み取った調査設計

― aZリサーチの強みだと感じた点はありますか?

髙石さん:
「こちらが求めているターゲット像を素早く汲み取り、整理していただけた点です。また、キックオフから最終的なアウトプットの提出まで1か月で完了したのは想定以上に早く、驚きました。

また、担当者の方のレスポンスが非常に早く、私の考えが十分に整理できていない質問であっても意図を汲み取ってもらえた点が印象に残りました。合わせて、調査方針に沿った提案をしていただけたので、とても進めやすかったです。」

より多様な層にアプローチできるインタビューへの期待

― 今後のaZリサーチに期待していることは何ですか?

髙石さん:
「今後さらに多様な層へインタビューができるようになることを期待しています。私たちは全国から採用したいと考えているため、より幅広い地域や属性の方々が増えるとありがたいと感じました。」

関連コラム