KAWAII LAB.(カワイイラボ)のアイドルがZ世代に人気な理由

最終更新日:
2026/01/28
KAWAII LAB.(カワイイラボ)のアイドルがZ世代に人気な理由

監修者

  • 國井 桃花

    ReBear合同会社
    リードマーケター

    早稲田大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。営業を経験後、時間と場所にとらわれない働き方に憧れ、楽天を退社しノマドの聖地と呼ばれる東欧ジョージアに移住。Webスキルを学んでフリーランスに転身し、ReBearにWebデザイナー兼SNSマーケターとして参画。 現在はaZリサーチのリードマーケターとして、サービスの運営や拡大に関わっている。

    國井 桃花
    ReBear合同会社
    リードマーケター
    國井 桃花

KAWAII LAB.(カワイイラボ)とは、アソビシステム株式会社が2022年に立ち上げた、原宿発のアイドルプロジェクトです。アソビシステムには、日本の原宿カルチャーを牽引した「きゃりーぱみゅぱみゅ」などの有名アーティストが所属しています。 同プロジェクトを通じて本格的なアイドル展開を開始し、カラフルなビジュアルとSNSでの拡散性を重視した楽曲が特徴です。主に10代後半から20代の女性層を中心に支持され、TikTokなどの動画プラットフォームを起点に流行を巻き起こしています。近年大ヒットした「FRUITS ZIPPER」「CANDY TUNE」「CUTIE STREET」はKAWAII LAB.(カワイイラボ)出身のアイドルとしてZ世代の人気を集めています。 本記事では、Z世代のリアルな声を紐解きながら、彼女たちが支持される本質的な理由を深掘りしていきます。

目次

楽曲と振付に仕掛けられた「参加型コンテンツ」の設計

KAWAII LAB.所属のFRUITS ZIPPERの楽曲、「わたしの一番かわいいところ」などに代表されるヒット曲には、マーケティング的な視点から見ても緻密な設計が施されています。サビ部分の振付は、ダンスが得意でないユーザーでもスマートフォンのカメラ越しに真似しやすい踊りになっており、TikTokでの投稿・拡散を強く意識した作りになっています。

単に「聴く」だけでなく、ユーザー自身がコンテンツの一部になれる体験型消費のモデルが、情報の拡散スピードを加速させました。

  • 監修者

    監修者

    ここがポイント!

    単に視聴されるだけでなく、ユーザーが自ら踊って投稿しやすい設計にしたことが、急速な認知拡大を促進しました。

「NEW KAWAII」が肯定する多様な価値観と自己肯定感

「NEW KAWAII」とは、KAWAII LAB.所属のFRUITS ZIPPERが提唱する自分らしさや多様性を受け入れ、肯定する新しい「かわいい」の形を指します。従来の枠にとらわれず、欠点や個性も含めて「それもかわいい」「私もこれでいい」とポジティブに捉える価値観です。

現代のデジタル社会は、SNSを通じて他者の評価が常に可視化され、容姿や振る舞いに対する人の目を感じやすい時代です。そんな環境の中で、KAWAII LAB.が掲げる「NEW KAWAII」は、完璧さを求められる世界において、ありのままの自分を肯定してくれるのです。

  • 21歳 女子大生

    21歳 女子大生

    Z世代の声

    「それもNEW KAWAII(ニューカワイイ)じゃん!」と友達同士で励まし合う時にも使います!

「会いに行きやすい」が生む現場起点の熱量拡散

デジタル環境が成熟し、ライブ映像やSNSでアイドルの姿をいつでも視聴できる時代において、KAWAII LAB.のアイドルはあえて現場に足を運びたくなる存在です。TikTokなどのSNSを通じて拡散される「推しカメラ」がファンの会いに行きたくなる気持ちを後押ししています。

メンバーは自分を撮影してくれているファンのスマートフォンに向かって、かわいい表情や仕草、指差しなどのファンサービスを積極的に行います。公式映像では切り取れない「その人に向けた可愛い瞬間」がファンの手によってSNSに投稿され、ライブの空気感や距離の近さをリアルに伝えていきます。ファン視点で切り取られたコンテンツは、「自分も会いに行きたい」という動機に繋がるのです。

  • 監修者

    監修者

    ここがポイント!

    現場でしか撮ることのできない瞬間は、ファンにとって最高の体験になります。撮影・拡散したくなるライブ体験の設計が、「会いに行きたくなるアイドル」を成立させています。

まとめ:新価値観と体験設計の強さ

KAWAII LAB.は、デジタル社会で自己評価に揺れやすいZ世代に「NEW KAWAII」という価値観を通じて、欠点や個性も含めて肯定しすることで心に寄り添ってきました。単なるメッセージの発信にとどまらず、アイドルを拠り所となる存在として位置づけている点が特徴です。

さらに、ライブやSNSでは推しカメラを起点とした参加型の体験を設計しています。ファンが撮影・拡散し、また会いに行きたくなる循環を生み出しています。価値観の提示と行動を促す体験設計を一体で行っていることが、KAWAII LAB.が継続的に支持を集めている理由だと言えるでしょう。


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