損害保険ジャパンが若年層のリアルな声と向き合い、挑んだ新規サービス設計の第一歩

最終更新日:
2025/12/29
損害保険ジャパンが若年層のリアルな声と向き合い、挑んだ新規サービス設計の第一歩

監修者

  • 國井 桃花

    ReBear合同会社
    リードマーケター

    早稲田大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。営業を経験後、時間と場所にとらわれない働き方に憧れ、楽天を退社しノマドの聖地と呼ばれる東欧ジョージアに移住。Webスキルを学んでフリーランスに転身し、ReBearにWebデザイナー兼SNSマーケターとして参画。 現在はaZリサーチのリードマーケターとして、サービスの運営や拡大に関わっている。

    國井 桃花
    ReBear合同会社
    リードマーケター
    國井 桃花

損害保険ジャパン株式会社は、自動車保険や火災保険をはじめとする各種損害保険を提供する日本を代表する損害保険会社です。 近年では、保険の提供にとどまらず、包括的なリスクマネジメント企業として、顧客の安心・安全・健康を支える保険の枠を超えたサービス展開にも注力しています。 そうした取り組みの一環として、同社では若年層をターゲットとした新規サービスの検討を進めていました。今回、新規サービス検討の初期段階において、ターゲットである若年層のリアルな声を捉えるためにaZリサーチを活用いただきました。 本記事では、今回の調査に至った背景や、aZリサーチを通じて得られた気づきについて、プロジェクトを担当された川上さんにお話を伺います。

目次

若年層のフラットな視点を捉えることが、新規サービス設計の鍵に

― どのような社内課題や状況があり、今回 aZリサーチを活用されたのでしょうか?

川上さん:

当社では現在、新規サービスの企画を進めており、その中の一案として「若年層向けサービスの検討」を始めたことが今回の調査依頼のきっかけです。

社内には20代のメンバーも在籍していますが、いざ若年層ユーザーの価値観や生活実態を深掘りしようとすると、どうしても“保険会社としての目線”が強く出てしまう状況がありました。

保険に詳しいからこそ、社内の常識が一般ユーザーの感覚とかけ離れてしまう場面が多く、「ユーザー視点で考えることの難しさ」が大きな課題でした。

これまでも社内メンバーを対象に若年層のリサーチを試みたことはありましたが、バイアスが入って結果が偏ることが多く、ユーザー理解を深めきれないという課題が続いていました。

こうした状況から、今回はフラットな若年層の声を集める必要があると感じ、aZリサーチに依頼しました。

― aZリサーチの利用で、特に明らかにしたいと考えていたことはなんですか?

川上さん:

一番の目的は、現在検討中のアイデアについて、ターゲットである若年層がどのように受け止めるのか、そして本当にニーズが存在するのかを明確にすることでした。また、サービスを“利用しない人”のイメージを明確にすることも重要なテーマでした。

社内では仮説ベースで「使わない人はきっとこういうタイプだろう」と想定することはできますが、あくまで推測に過ぎません。実際のユーザー像とはズレている可能性があります。リサーチを通じてサービスを利用しない人の解像度を上げることも重視していました。

若年層のインサイト抽出に強みを持っている点に惹かれた

― 数ある調査会社の中で、aZリサーチを選ばれた理由を教えてください。

川上さん:当社には、これまでお付き合いのある調査会社もありますし、社内にもリサーチ専門の部署があります。その上で aZリサーチ に依頼したのは、若年層のインサイト理解に特化しているサービスを展開している点に強みを感じたからです。

今回深掘りしたかったユーザーが若年層だったこともありますが、それに加えてインタビュアー自身が若く、ユーザーと同じ感覚・視点に立てることが大きな要因でした。

単に同年代ということではなく、実際にインタビューを担当された國井さんが、自然な関係性を築きながら、相手の懐に入り込み、ヒアリングができていた点が非常に良かったです。

― 他のリサーチ会社とどのような点に違いを感じましたか?

川上さん:これまで一緒に仕事をしたリサーチ会社は、「分析を丁寧に行う」という領域に強みがある印象でした。
一方で aZリサーチ は、分析だけでなく 課題解決の方向性まで一緒に考えてくれるのでリサーチ会社というよりはパートナー企業という印象でした。

こちらが最終的にリサーチ結果をどう活かしたいかまで踏まえて、インサイトを提示してくれた点が非常にありがたかったです。

また、調査後には「どうやってサービスを広めていくか」「ターゲットへの訴求方法」といった具体的な提案までいただき、次のアクションにつなげやすかったです。

調査にとどまらず、課題の整理・把握から支援する姿勢

― 提案や初期打ち合わせの中で、印象に残ったことはありますか?

川上さん:最初は展示会でお話しし、その後に数回ほど直接お会いしたのですが、こちらの意図や課題を非常にスピーディーに汲み取っていただけたのが印象的でした。

当社は若年層をターゲットにした取り組みが多くなかったため、調査を通じて「何を明らかにしたいのか」をうまく言語化しきれていない部分もありました。
しかし、担当者の方がそういった曖昧な部分まで丁寧に整理し、調査をリードしてくださったので、非常に進めやすかったです。

― チームの印象やスタンスで、特に信頼できたポイントを教えてください。

川上さん:こちらの意図を的確に汲み取ってくださる点から、コミュニケーションのレベルの高さを強く感じました。
電話やメールでのやり取りも非常にフラットで、いつでも相談しやすい雰囲気がありました。

また、最終的なアウトプットからも、多くの議論や検討を重ねてまとめていただいたので、コミュニケーション面に加えて、成果物そのものにも大きな信頼感を持つことができました。

定量調査でニーズの広さを捉え、定性調査でニーズを深掘るアプローチ

― 最終成果物を見て、特に驚いた発見や印象に残った気づきはありましたか?

川上さん:レポートを拝見して、意外な発見があり、ターゲット層の解像度が一段と高まりました。

まず 定量調査では、想定以上のニーズの大きさや課題感を把握でき、一定の需要が確かに存在することが明らかになりました。

一方で 定性調査では、そのニーズが「どんな背景や状況から生まれているのか」を、個々のストーリーとともに深く理解することができました。

若年層に関する課題において頼れるパートナー

― 今後の aZリサーチ への期待や要望を教えてください。 ―

川上さん:今後も、α世代やZ世代といった若い世代に向けた施策を検討することはあると思います。そのため、今回の案件がさらに広がっていくタイミングがあれば、施策面でもまたご一緒したいと考えています。

また、若年層のインサイトをより深く掘り下げる必要が出てきた際にも、ご協力いただければと思っています。

さらに、サービスの企画や仮説、検証段階だけでなく、実際の運用の中でサービスを拡大していく際に生じる悩みについても、引き続きサポートいただけたらありがたいです。