『GTO』リバイバル版公開で再注目!Z世代の2.5人に1人が「平成ドラマ」を見返すと回答

最終更新日:
2026/10/26
『GTO』リバイバル版公開で再注目!Z世代の2.5人に1人が「平成ドラマ」を見返すと回答

監修者

  • 堀澤 大地

    ReBear合同会社
    マーケター

    早稲田大学在学中から3社にて長期インターンを経験し、学生時代より実践的なビジネススキルを培う。就職活動では外資系コンサルティングファームから内定を獲得するも、インターンとして参画していた当社の事業に強く共感し、そのまま入社。現在はマーケティング領域の幅広い案件に携わり、戦略立案から実行まで一貫して参画している。

    堀澤 大地
    ReBear合同会社
    マーケター
    堀澤 大地

切り抜き・サブスクで再燃、学生時代の記憶がフックに——平成ドラマ視聴実態調査

目次

調査サマリー

  1. 継続ではなく回帰: 平成ドラマを昔から見続けている層は少数派。多くは一度離れてから戻ってきた再燃層。
  2. サブスクが視聴ハードルを崩した: Netflix・Amazon Prime Video・TVerが上位。「見たい瞬間に見られる」環境が再燃の土台に。
  3. 入り口はSNSの切り抜き: 名シーンの断片的なバズが、本編視聴という深い行動につながっている。
  4. 推しの過去作として消費: 好きな俳優の全盛期にSNS経由で触れ、そこから作品に入る動きが多数。
  5. 王道×テンポの良さが支持される: 「令和ドラマは王道の爽快感・テンポが減った」という実感が、平成ドラマを選ぶ動機に。
  6. アウトすれすれな描写・非現実的設定が新鮮: 配慮された令和ドラマにはない振り切った表現が、逃避先・エンタメとして支持。
  7. みんなで語れる共通言語として機能: 同じ作品を語る機会が減ったと感じる中で、平成ドラマがその一体感を疑似的に補完。

調査概要

  • 調査対象: Z世代(15〜28歳)100名
  • 調査期間:2026年7月15日〜22日
  • 調査方法: インターネット調査
  • 調査テーマ: 平成ドラマの視聴実態・リバイバル現象に関する意識調査

「継続」ではなく「回帰」——サブスクが崩した視聴ハードル

「昔から変わらず見ている」は14%にとどまる一方、「一度離れて最近また見るようになった(30%)」「頻度が増えた(9%)」「ここ2年で初めて見た(2%)」を合わせた再燃・新規層が全体の41%に上りました。

「サブスクで配信されているのを見つけた(39票)」「切り抜き動画を見た(30票)」「SNSで話題になっていた(24票)」が上位で、「テレビの再放送で見た(11票)」を上回りました。

「Netflix(57票)」「Amazonプライム(40票)」「TVer(33票)」が上位。レンタルDVD(4票)中心だった時代とは対照的です。

入り口はSNS——切り抜き・主題歌からの"再発見"

切り抜きを「見たことがある」は58%。そこから「本編を見た(58%)」「見ていないが興味を持った(26%)」を合わせ84%が本編接触につながっています。

スターの過去作品——リアタイ経験がなくても惹かれる俳優たち

■ 女優
1位「石原さとみ(47%)」
2位「堀北真希(11%)」
3位「北川景子(8%)」

石原さとみが出演する代表作としては、『アンナチュラル』(2018年 / TBS)、『リッチマン、プアウーマン』(2012年 / フジテレビ)などが挙げられます。

■ 俳優
1位「山崎賢人(24%)」
2位「松本潤(19%)」
3位「山下智久(16%)」

山﨑賢人の出演する代表的なドラマは、『トドメの接吻(キス)』(2018年 / 日本テレビ)、『陸王』(2017年 / TBS)、『デスノート』(2015年 / 日本テレビ)などが挙げられます。

「見返したい理由になる」は73%で、平成ドラマ時代のスターたちが与える影響は大きいです。

令和にはない「王道×テンポ」への渇望

最近の国内ドラマは、王道でテンポの良い展開が「減ったと感じる」は56%、平成ドラマを見返す理由として、「王道でテンポの良い展開」を挙げた人は63%となり、ドラマの構成にも変化を感じている層が過半数を占めました。

"アウトすれすれ"な描写と、非現実的な設定の新鮮さ

令和では描かれにくい描写を「面白い・新鮮」と感じるのは全体の73%に上ります。最近の国内ドラマはコンプライアンスやハラスメント防止意識の描写に「なったと感じる」は全体の91%と大多数を占めました。

「非現実的/インパクトのある設定が面白い」は全体の62%の平成ドラマを見返す理由となっています。それに対し、最近の国内ドラマが「リアル・現実的すぎる」と53%が感じています。

平成ならではの空気感、「まっすぐさ」への憧れ

平成ドラマを見返す/見たい理由に「登場人物たちのストレートな感情表現」を挙げた層は60%を占めていることから、平成ならではの空気感とまっすぐさに魅了されるZ世代が多いようです。また、そのような空気感に憧れを感じているZ世代は77票、憧れを抱く部分として、「まっすぐな感受表現」が61票を獲得しました。

みんなで語れる共通言語として

友人・家族と同じドラマを見て語る機会が「減ったと感じる」は全体の82%に上りました。一方で「誰かと同じ作品について語りたい」が全体の58%の平成ドラマを見返す理由となっています。

  • 監修者

    監修者

    ここがポイント!

    今回の調査で注目すべきは、Z世代にとって平成ドラマが、単なる「懐かしさ」ではなく、新鮮なエンターテインメントとして受け入れられている点です。特に、テンポの良い展開や登場人物のストレートな感情表現など、現代のドラマとは異なる魅力が若年層の心を動かしていることがうかがえます。また、SNSの切り抜き動画をきっかけに作品を知り、サブスクリプションサービスで本編を視聴する行動からは、過去のコンテンツが新たな接点を通じて再び価値を持つ可能性が見えてきます。今後のマーケティングでは、単に過去の流行を再現するのではなく、当時の魅力を現代のZ世代が共感できる形で届けることが重要です。SNSでの話題化から実際の視聴や消費へとつながる導線を設計することが、新たな需要を生み出す鍵になると考えられます。

まとめ

Z世代にとって平成ドラマは、単なる「懐かしい作品」ではなく、SNSの切り抜き動画や主題歌をきっかけに自ら検索し、サブスクで視聴する「発掘して楽しむエンタメ」へと意味合いを変化させています。

その背景には、配信サービスの普及があります。「見たい」と思った瞬間にすぐ視聴できる環境が整ったことで、世代を超えて作品へ触れるハードルが大きく下がり、平成ドラマのリバイバルを後押ししています。

さらに、Z世代を惹きつけているのは、平成ドラマそのものだけではありません。SNSで拡散される名シーンや主題歌を入り口に作品へ触れ、LINEやXなどで感想や考察を共有し合うことで、当時を知らない世代までもが「みんなで盛り上がる体験」を楽しんでいます。彼らは平成という時代を懐かしむだけでなく、自分たちが経験していない青春や人間関係を仮想的に追体験するコンテンツとして、平成ドラマを消費していると考えられます。

aZリサーチとは

サービス内容

本サービスはα・Z世代に特化したマーケティング支援サービスです。

世代特有の顧客インサイト抽出を伴走し、クライアントの成果を最大化のご協力をさせていただきます。

調査から実行までをワンストップで支援。定量・定性調査、SNS分析でZ世代のリアルを深く把握。その結果に基づき、企画・デザイン提案といった具体的な施策の実行までをワンストップで支援します。 また、各分野の専門チームが連携し、データと感性の両面からブランド課題の解決が可能です。

サービスの特徴

  1. α・Z世代のリアルな声が直接聴取可能

    多様なバックグラウンドを持つ約5,000名(現在時点)のα・Z世代ユーザーが登録しており、彼らの生の声をダイレクトに収集することが可能です。

  2. 調査から実行までをワンストップで支援

    定量・定性調査、SNS分析でZ世代のリアルを深く把握。その結果に基づき、企画・デザイン提案といった具体的な施策の実行までをワンストップで支援します。 また、各分野の専門チームが連携し、データと感性の両面からブランド課題の解決が可能です。

  3. リーズナブルな料金設定

    50万円で調査対象者のリクルーティングからインタビューレポート納品まで対応。

    さらに上のプランではインサイト分析や施策立案まで実施いたします。